寺院情報案内センター

寺院情報案内センターはお寺に関する質問や相談にお応えして、必要に応じお寺のご紹介をしています。

 

 

Q1.

葬儀のときに包む、お布施の金額の目安をおしえてください。

Q2.

昨年、大阪から横浜へ引っ越してきました。大阪では、月参りといって、故人が亡くなった日から、毎月同じ日にお坊さんに来てもらって拝んでもらうのですが、その都度だいたい5,000円くらい包んでお渡ししていました。関東と関西では、法要の方法がことなるとききましたが、どこがちがうのですか?また、お寺へ包むお布施は、どれぐらいことなるのでしょうか?

Q3.

お布施は、どの時点で、お坊さんに渡したらよいのですか?

Q4.

いずれお墓がほしいと思っていますが、資金的にまだ購入することができません。遺骨はこのまま自宅においていても法律的に問題ありませんか?

Q5.

先日、葬儀のときに来てくれたお坊さんは、髪の毛が長かったのですが、坊主頭のお坊さんと何か違いがあるのですか?

Q6.

葬儀社に僧侶を紹介してもらって、後日御礼にたずねたところ、マンションだったため、驚いてしまいました。僧侶はとても良い方でしたが、何か問題があるのでしょうか?

 

 

Q1.

お焼香は、何回すればよいのでしょうか?

Q2.

数珠は、必ずないとだめなのですか?

Q3.

香典の袋を購入しにいったら、たくさん並んでいてどれを選んだらよいのか、わかりませんでした。表書きは、なんて書いてあるものを選んだらよかったのでしょうか?

Q4.

お香典の金額の目安を教えてください。

Q5.

葬儀に参列してきました。自宅に入る前にお清めをしようと思ったのですが、塩を用意し忘れたため、仕方なくそのまま部屋へ入ってしまいました。何か問題はありますか?

Q6.

ご危篤の知らせをうけました。どうすれば、よいでしょうか?

Q7.

訃報の知らせを受けましたが、すぐに弔問することができません。どうしたらよいでしょうか?

Q8.

葬儀が終って、だいぶ時間がたってから、訃報を知りました。どのようにしたらよいでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

<お寺に関する質問>

 

 

 

Q1.葬儀のときに包む、お布施の金額の目安をおしえてください。

A.

お布施の金額には、基本的には、決まりがありません。お寺の格式や住職の考え方によって、ずいぶん差があるのも事実です。
葬儀のときのお布施には、大きく次のふたつに分けられます。
●お経をあげてもらうこと
●戒名を授けてもらうこと

ちなみに、1999年日本消費者協会の発表では、宗教者の御礼平均額は、
全国  53万円 関東  72.2万円  中部 54.2万円  近畿 53.1万円です。

菩提寺(檀家として代々お付き合いのあるお寺)がなく、お葬式の時にお坊さんを頼む場合の関東首都圏における一都三県の平均金額は

戒名をつけない場合    20〜25万円
○○○○信士/信女  30〜40万円
○○○○居士/大姉     50〜70万円
○○院○○○○居士/大姉  80万円〜

これはあくまで標準的な金額であり、ご依頼するお寺やお坊さんの格式や考え方よって違いがあります。また、菩提寺がある場合はこの限りではありません。

 

 

 

 

 

 

Q2.昨年、大阪から横浜へ引っ越してきました。大阪では、月参りといって、故人が亡くなった日から、毎月同じ日にお坊さんに来てもらって拝んでもらうのですが、その都度だいたい5,000円くらい包んでお渡ししていました。関東と関西では、法要の方法がことなるとききましたが、どこがちがうのですか?また、お寺へ包むお布施は、どれぐらいことなるのでしょうか?

A.

宗派や地域、お寺の格式、住職の考え方によって違いがありますから、戸惑われるのも当然のことだと思います。大阪では、毎月お寺さんにきていただいていたと思いますが、関東では、この慣習はほとんど無くなり、四十九日の後は、一周忌、3回忌というように大きな節目ごとの法要が主となっています。
法要の際のお布施は、四十九日で5万円〜8万円、一周忌、三回忌で3〜5万円程度が一般的といわれています。

 

 

 

 

 

 

Q3.お布施は、どの時点で、お坊さんに渡したらよいのですか?

A.

菩提寺のある場合は、お葬式が終わった翌日か翌々日に喪主が寺院に伺って、きちんとお礼を述べるのが望ましいとされています。その際、大金だからといって、まちがっても、小切手等を利用しないように、くれぐれも注意しましょう。
 また、僧侶を派遣紹介にてお越しいただいたり、遠方から来てい頂いた際には、お通夜の前にお渡しすることが多いようです。法要の場合は、始まる前にお渡しして本尊にお供えして行います。お布施は半紙に包むか、白封筒や不祝儀袋に入れ、「御布施」と表書きをして渡します。一般的に水引はかけませんが、地域によっては黄色の水引がついたものを使います。

 

 

 

 

 

 

Q4.いずれお墓がほしいと思っていますが、資金的にまだ購入することができません。遺骨はこのまま自宅においていても法律的に問題ありませんか?

A.

火葬証明書が手元にあれば、法律的には、問題ありません。納骨にかんしては、いつまでにやらなければならないという決まりはありませんので、きちんとご供養をしてさしあげてください。
もし、ご自宅におくことが難しい場合には、ご葬儀のときにお世話になったお寺へ、お墓が見つかるまでに間、一時預かりをしていただけるかどうかおたずねしてみるとよいでしょう。(費用や預ける期間は、御住職へおたずねしましょう)

 

 

 

 

 

 

Q5.先日、葬儀のときに来てくれたお坊さんは、髪の毛が長かったのですが、坊主頭のお坊さんと何か違いがあるのですか?

A.

宗派によっては、考え方がことなります。浄土真宗では、坊主頭(剃髪)を決まりにしていないため、髪の毛が長いお坊さんもいます。

 

 

 

 

 

 

Q6.葬儀社に僧侶を紹介してもらって、後日御礼にたずねたところ、マンションだったため、驚いてしまいました。僧侶はとても良い方でしたが、何か問題があるのでしょうか?

A.

お寺というと、普通、お寺の建物があるのが我々一般人のイメージですね。修行をして、きちんと得度を受けていれば、お坊さんには違いありません。ですが、マンションに住んでいることを知っていてお願いするのと、知らないでお願いするのでは、受ける側の立場としては、雲泥の差があるのだと思います。また、僧侶の人柄は、今後のお付合いや信仰をしてくうえでも、大切だと考えます。ですが、マンションにお住まいだった場合、数十年後も、そこに僧侶がいるという保障がないので、永代にわたってという考え方は難しいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<葬儀に関すること>

 

 

 

Q1.お焼香は、何回すればよいのでしょうか?

A.

仏教の各宗派でお焼香の回数が異なり、作法に違いがあります。葬儀を執り行う喪家の方は、できる限り、自分の宗派の作法を覚えておきたいものです。 ご葬儀の場合、参列者の人数によって、お焼香は1回に省略することも少なくありません。1回のお焼香へ故人への想いを込めて、大切に行うことが何より重要です。

参考までに、宗派別のお焼香の作法は下記の通りです。

・天台宗 1回または3回(特にこだわらない)
・真言宗 3回
・浄土宗 特にこだわらない
・浄土真宗 本願寺派 1回(額におしいただかずに)
・真宗 大谷派 2回(額におしいただかずに)
・臨済宗 1回
・曹洞宗 2回(1回目は額におしいただき、2回目はいただかずに焼香する)
・日蓮宗 1回または3回
・日蓮正宗 3回

 

 

 

 

 

 

Q2.数珠は、必ずないとだめなのですか?

A.

葬儀に参列される方の多くが数珠を手にされていますが、持参をしなくても失礼になるというものではありませんので、安心してください。ただし、数珠は仏事に欠かすことのできない法具のひとつであり、念珠ともいいます。インドのバラモン教で数珠を使用していたのが始まりで、称名や蛇尼唱踊の回数を数えるのに用いられてきました。数珠の数は人間の煩悩と同じ百八個にするのが正式ですが、半分の五十四個にして菩薩の五十四階級、四分の一の二十七個にして二十七人の賢聖人をあらわすこともあります。
数珠をもつときは左の手に持ち、合掌するときは房が真下に下がるように両手の四本の指にかけ親指で軽く押さえるようにします。

 

 

 

 

 

 

Q3.香典の袋を購入しにいったら、たくさん並んでいてどれを選んだらよいのか、わかりませんでした。表書きは、なんて書いてあるものを選んだらよかったのでしょうか?

A.

●仏教

多くの仏式 (四十九日までは)「御霊前」
多くの仏式 (四十九日後は)「御仏前」
浄土真宗では御霊前はふさわしくないという考えがあります。亡くなった方は即浄土に往生したのであり「霊」を認めていないので御霊前は使いません。御仏前を使います。 また、曹洞宗などの禅宗では教義に「浄土」がないので、「成仏以前」という考えがないので、御仏前を使います。 「御香料」「御香資」「御香奠」らは中立的な表現で用いられることも多いです。

●キリスト教

「御霊前」「御花料」 (カトリックは「御霊前」を許容しているが、プロテスタントは否定している)

●神道

「御玉串料」「御榊料」

 

 

 

 

 

 

Q4.お香典の金額の目安を教えてください。

A.

香典は香を供えるという意味から転じて、香を買う費用といった意味があります。後に、多額の葬儀にかかる費用に対する相互扶助として位置づけられ、品物をおくった時代もありましたが、現在は金銭香典が一般的です。香典は、それを出す人の気持ちですから、あまり金額にこだわる必要はないという意見もあります。しかしそうはいっても、喪主に失礼にならない金額というのはどのくらいなのか、気になるものです。
三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)が98年に調査した、香典の金額についてのアンケートのデータがありま  すので、参考にしてください。

贈り先

平 均

30歳代

40歳代

50歳代

関 東

関 西

全体

\5,000

\5,000

\5,000
\10,000

\10,000

\5,000

\5,000

勤務先の上司

\5,000

\5,000

\10,000

\10,000

\10,000

\5,000

勤務先の同僚

\5,000

\5,000

\5,000

\5,000

\5,000

\3,000
\5,000

勤務先の部下

\5,000

-

\5,000

\10,000

\5,000

\5,000

勤務先社員の家族 

\5,000

\5,000

\5,000

\5,000

\5,000

\3,000

取引先関係

\10,000

\ 5,000

\10,000

\10,000

\10,000

\10,000

祖父母

\10,000

\10,000

-

-

\20,000

\10,000

両親

\100,000

\100,000

\100,000

\100,000

\100,000

\100,000

兄弟姉妹

\30,000

\50,000

-

\30,000

\50,000

\30,000

おじ・おば

\10,000

\10,000

\10,000

\10,000

\10,000

\10,000

その他の親類

\10,000

\10,000

\10,000

\10,000

\10,000

\10,000

友人・知人

\5,000

\5,000

\5,000
\10,000 

\5,000

\10,000

\5,000

隣・近所

\5,000

\3,000

\5,000

\5,000

\5,000

\5,000

友人・知人の家族

\5,000

\5,000

\10,000

\5,000

\5,000

\5,000

「−」は、該当するサンプルが無いか、データ数少ないもの

 

 

 

 

 

 

Q5.葬儀に参列してきました。自宅に入る前にお清めをしようと思ったのですが、塩を用意し忘れたため、仕方なくそのまま部屋へ入ってしまいました。何か問題はありますか?

A.

物理的には、問題はないと思います。死は古来より、穢(けが)れとして、忌み、嫌がられていましたが、現在では、そうとは捕らえない考えにより、お清めは不要とする考えも強くあります。お清めをされるか否かはご喪家の考えに基づいてご選択されることが良いでしょう。ちなみに、浄土真宗ではお清めは行いません。
念のため、お清めの仕方をご案内いたします。
通夜や告別式から帰ってきたら、玄関を入る前にお清め(お浄め)をします。

お清めの方法
1.火葬場に行かなかった人にひしゃくで水をかけてもらい、手を洗う(省略する場合も)
2.塩をひとつかみ、胸と肩のあたりにかけてもらう(足もとにかける場合も)塩は、会葬礼状に付いている場合もあります。

 

 

 

 

 

 

Q6.ご危篤の知らせをうけました。どうすれば、よいでしょうか?

A.

親族や知人の危篤の知らせを受けたら、できるかぎり駆けつけるようにします。ご危篤本人の意思によるものだったり、ご家族の方が、対面を希望しているからだと思いますので、状況がゆるせる限り、駆けつけるようにしたいものです。 知らせを受けた際には、容体を詳しく聞くよりも、入院先を確認するだけにとどめます。服装は、平服(普段の服装)でかまいません。 本人と対面後、家族の方にも容体や経過を詳しく尋ねることはせず、「お力を落とさぬよう」声をかけ、長居はせずに、その場を失礼します。

 

 

 

 

 

 

Q7.訃報の知らせを受けましたが、すぐに弔問することができません。どうしたらよいでしょうか?

 A.

葬儀当日に弔問できない場合は、電報115へ連絡(または、それに準ずるもの)をして、まず、弔電を打つことをお勧めします。後日、あらためてお悔やみの手紙と香典を不祝儀袋に入れて、現金書留の封筒など入れてお送りします。可能であれば、後日弔問に伺うとよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

Q8.葬儀が終って、だいぶ時間がたってから、訃報を知りました。どのようにしたらよいでしょうか?

 A.

葬儀の後から訃報を知った時は、まずお電話やお手紙でお悔やみの言葉を先方に伝えましょう。後日、あらためて、なるべく早く、弔問に伺うようにします。長居は無用ですが、故人の思い出を語らうなど、ご遺族を気遣いましょう。

 

お気軽にご相談ください。

 

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