寺院情報案内センター

寺院情報案内センターはお寺に関する質問や相談にお応えして、必要に応じお寺のご紹介をしています。

 

 

 

寺院情報案内センターは、寺院ではありません。
相談員が、中立公正な立場で、寺院に関するさまざまな情報をお伝えし、必要であれば、ご相談や寺院の紹介をおこなっているNPO(特定非営利活動)法人の無料・相談機関です。
また、一般市民の人々がかかえている葬儀に対する不安=「わかりづらい」を安心にかえるためのお手伝いとして、セミナーや講演会を随時、開催しています。同時に、日本文化の一つである「供養文化」を次世代の人々へ継承するために、寺院の協賛を得ながら、ホームページを通じて情報発信を行っています。

 

 

 

 

 

「お寺へお墓がほしいので、何箇所か見学したい。でも、お寺に電話をするのが不安・・・」
「菩提寺を見つけたい。寄付金やお布施など今後のお付合いはどうしたらよいの?」
「跡継ぎがいないのだけど、お葬式やお墓はどうしたらよいの?」
「水子供養は、どこに行けばしてくれるの?」
「大事なペットが死んでしまった。ペットを供養してくれるお寺はありますか?」
「お墓がみつかるまで、一時預かりしてくれるお寺を捜してほしいのですが・・・」

寺院情報案内センターには、こういったご相談が多く寄せられてきます。

みなさんがお住まいになっているところの近くに、お寺はありますか?もしあったとすると、そのお寺がどんな宗旨で、どんな住職が住んでいるのかということを意識したことはありますか?
お寺とのお付合いを考えるとき、寄付金やお布施の額など気になる方も多いでしょう。直接お寺にたずねてみても「お気持ちで結構です。」といわれてしまい、「お気持ちって、いったいいくらなの?」と悩んだ方もいるでしょう。
仏教的な思想からいうと、ごく当然の言い回しなのですが、私たち、一般社会においては、金額がわからないとは、なんとも不透明な感じがして心地の悪いものです。
お寺の格式や住職の考え方によって、寄付金やお布施、そして檀家に対する考え方がまったく異なります。「こんなはずではなかった・・・」いうことのないように、お寺とのお付合いを考えるときには、それなりの心構えが必要です。

お寺はお葬式や供養をしてくれるだけでなく、社会に「癒し」を提供してくれる、身近な存在とも考えています。悲しみや悩みを受け止めてくれる僧侶もいます。季節ごとに色を変える美しい庭園や、静かで空気が止まっているような感じがする本堂のあるお寺があります。修行を体験することができたり、コンサートや映画上映会などのイベントを催しているところもあります。
お寺を選択する際には、そういった総合的なところで、判断することをおすすめします。
お気軽にご相談ください。

寺院情報案内センターでは、お寺に関する質問や相談にお応えして、必要であればお寺のご紹介をしています。一人でも多くの方が、安心して、心豊かに人生をおくっていただけるようにお手伝いができればと思います。

 

 

 

 

 

相談員として利用者の生の声と接していると、現状の社会の流れを感じずにはいられません。
日本では、仏教徒が全体の9割を占めるといわれています。しかし、実際のところ自分自身が仏教徒であることを認識している人は、若い世代になればなるほど、少なくなっています。

今まさに葬儀と直面している喪家の声を聞くことが多い中で「寺院を必要」と考えている人が思っていた以上に少ないことに驚かされます。葬儀についての様式についてたずねると「無宗教です」と堂々と答える人がなんと多いことでしょう。しかし、本当にそうなのかどうかよくよく尋ねてみると、「お寺にお墓がある」とか「お坊さんに読経してもらいたい」だから「仏式で・・・」という有様なのです。そのような話だから自分の菩提寺が何処で宗派が何なのかわかるはずもありません。

また、今後の寺院とのお付合いについてたずねると「めんどくさそうだから」という答えも少なくありません。おそらく40代以前の世代に寺院についてのイメージをたずねると「敷居が高い」というよりは、「どんな所なのかわからない」「葬儀のときに読経してくれる人」というのが正直なところでしょう。ですから、「菩提寺・檀家・お布施」・・・・・・?といわれても言葉の意味がよくわからず、また、誰かにそれらについて教えてもらう機会もなく過ごしている・・・。だとしたら、いざ、葬儀となったとき、急に寺院から高額のお金を要求されたり、決まりごとを押し付けられたような感覚になってしまうのも無理もありません。

15年前までは、結婚式というと神式でする人がほとんどでしたが、最近は、ファッションのようにキリスト式を選択する人が増えてきました。キリスト式で結婚式を挙げるときに牧師を頼む感覚=その場だけのお付合い・・・あと、数年後にはこういった人々が見送る立場になっていくのだとすると、お葬式もその場だけ・・・ということも十分考えられます。そう思うと、今後の寺檀関係に不安を感じずにはいられません。

少子高齢化社会を迎えるにあたって、今後、ますます葬儀や供養のあり方が縮小傾向へと変化していくと考えられています。それに伴い、近い将来、閉鎖せざるをえない寺院もでてくるといわれています。寺院情報案内センターでは、寺院は、精神的にも肉体的にも「癒し」を与えてくれる場であり、昨今の殺伐とした社会にはとても必要な存在だと考えています。ですから、せっかく身近にある寺院が減少してしまうかもしれないということは、とても残念なことです。寺院の皆様へ社会のニーズをお伝えすることで、寺檀関係や社会とのかかわり方を考えるひとつの材料にしていただけたらと思います。また、同時に、宗旨宗派を超え、客観的な様々な情報を社会へ送り届けることで、もっと多くの方に寺院を身近に感じ、良さを知ってもらいたいと思います。そうすることで、社会一般市民の方々が、心豊かに人生をおくるためのお手伝いをできたらと考えています。

 

 

お気軽にご相談ください。

 

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